3月4日、イタリア、ピエモンテ州ロエーロの造り手で名高いネグロ・アンジェロよりエマニュエラ女史が来日し、生産者自ら主催して行われたメーカーズ・ディナーに参加しました。
場所はロエーロ近辺で修行されていたシェフ、長岳志様のレストラン「Di Vino cucina italiana」(東京都千代田区)にて行われました。
招待されていたのはワインジャーナリストの方、ワイン誌の編集の方、一般の愛好家など15名程です。心強いことに現在ネグロで働いている日本人、難波恭子様も来日されていたので気軽に参加できました。
美味しいワインは最高のコミュニケーション・ツールになると思っている自分はエマニュエラ女史や難波恭子様の熱いスピリッツを感じさせてくれるトークとワインを存分に楽しむことが出来ました。
サービスされたワインと料理は以下の通りです。
Bianchi
●SERRA LUPINI-Roero Arneis d.o.c.g 2009
●PERDAUDIN-Roero Arneis d.o.c.g 2009
Rossi
●ANGELIN-Langhe Nebbiolo d.o.c.2009
●Barbera d’Alba Bric Bertu d.o.c.
●Prachiosso-Roero d.o.c.g. 2007
●SUDISFA’ -Roero d.o.c.g. 2004
Passito
●PERDAUDIN-ottenuto da uve stramature 2005
Menu
ENTRATINA
“ぺペローニ コン トンアート”伝統的なピエモンテの一皿
フランス産プーレを詰めたトルテリーニ イン ブロード
ANTIPASTI
長野県産仔ウサギのガランティーナと冷たいコトレッタ
蜂蜜とレモンで風味づけしたカルピオーネのイメージ
ヴェネト産 ホワイトアスパラガスのボリート フォンドゥータとヴァニュットヴェルデ
PRIMOPIATTO
鴨とボルチーニのラグーソース タヤリン
SECONDOPIATTO
牛ホホ肉とランド産鳩のスコッティーリア風
DOLCE
”ボネ“カカオとアマレットの風味
多分というか間違いなくお料理とワインを合わせた美食会形式のサービスだったと思います。せっかく企画して頂いた方々には申し訳ありませんが、自分は日頃なんとなくワインを少しずつ残しておく癖が付いているので、後から出た料理と初めの方のワインと合わせたりもしていました。
すると意外な発見でホワイトアスパラガスとANGELIN-Langhe Nebbiolo d.o.c.2009が合っていたり、鴨とボルチーニのラグーソース タヤリンと合わせたBarbera d’Alba Bric Bertu d.o.c.とPrachiosso-Roero d.o.c.g. 2007がそれぞれのキャラクターを生かしながらBarberaはやさしくお料理を支えるように、Prachiossoはお料理とスクラムを組む感じで合っていました。全般的に品の良さがワインにあり、食の宝庫のロエーロ地区のワインなので、いろんな料理や食材とも喧嘩しないのではないかと思いました。
ワインの味わい的には、丸みのあるふくよかさが特徴的。ネグロ・アンジェロは現在、栽培と醸造をそれぞれ息子の兄弟が中心人物となり行っています。カンティーナも新しくなり、よりロエーロの特長をワインに表現されるようになった印象です。ブドウも有機栽培(HUMUS 認証)の受けている丁寧に栽培された物。ストレス無く育ったブドウの果実感がよりワインをグレードアップさせていました。まるでワインはブドウから出来ていると主張しているようでした。末永くお付合いさせて頂きたい生産者だと再認識しました。
クライマックスはSUDISFA’ -Roero d.o.c.g. 2004。芳醇な香りで圧倒され、控えめなアタックから味わいが膨らみだし、恐ろしく長い余韻へと繋がっていきます。思わず微笑みながら楽しんでいると、攻撃的な視線が。気付いて顔を上げるとヘビー級のストレートパンチのような質問が
「どうして大榮さんはこのワインを輸入しないの?」
おっしゃるとおりです!返す言葉がありません。ロエーロでBarolo級のワインが生産されていることに驚きました。
最後はデザートワインのPassito。Arneisで造っているのはネグロのみ。気品を感じる甘みと旨みのバランス。ロエーロ地区に根を下ろす造り手のプライドを感じる味わいでした。


















































































